経理のブラックボックス 取っ払っちゃいましょう!
このコラムをお読みの方々は、中小企業の社長さんや経理・財務担当者の方が多いと思います。
中には会計事務所にお勤めで、将来独立したいという方も読んでおられるかもしれません。
さて、そんな皆さんにとって、御社の社内の経理事務はどのような状況でしょうか?
「経理は経理スタッフに任せっきりにしている」
「社長である私以外には触らせないようにしている」
そんなことも多いのではないでしょうか。
経理事務は属人的な仕事で、社員全員で作業を共有することがが難しい業務です。
お金も絡みますので、誰にでも任せられるものでもありません。
ですが、これにより業務のブラックボックス化が起きてしまいます。
業務のブラックボックス化は、情報漏洩を予防できるメリットもありますが、一方で、担当者に仕事がへばりつくことによるコスト高や、不正行為の原因ともなります。
特に、社長自身が経理事務を行なっているということは、貴重な時間を非生産的な業務に囚われていることになり、とても非効率です。
経理事務の内容は標準化・マニュアル化しやすい作業ばかりです。
経理事務を大まかに分けると、以下の3つのシンプルな作業にまとめることができます。
1.資料を集める
2.データ入力する
3.残高を合わせる
この3つを行なえば、経理事務は終了することになります。
これは数字と日本語が分かれば誰でもできる仕事ですので、是非ともマニュアル化、標準化を行い、パートタイマーなどに任せてコストダウンを図りましょう。
弊所は現在、1社の関与先様にモデルケースとして「経理業務のマニュアル化と標準化」を行なわせていただいております。
使えるノウハウができましたらこのコラムなどで随時アナウンスしてまいります。
景気が悪くなってきますが、業務のマニュアル化・標準化で利益を確保してまいりましょう!
平成20年10月12日
吹上経理支援
代表 日高大輔