市場を調査する
仕事を進める上で、なんとなくその場の勘やひらめきで物事を決める。現場での仕事が多い経営者の方には、この「勘」が鋭い傾向があるように感じられます。
しかし、新たな事業に乗り出すときや新商品を手がける際には、客観的に見て説得力を持つ資料や予測値が必要になります。
そのような時に、新たに始めようとする事業の進出先あるいは新商品の投入先がどのような状況にあるのかを記載することができると、それは有効な資料になります。
いわゆる市場調査と呼ばれるものです。
簡単に行おうとすれば、以下のようにできます。
四角の表を書き、縦軸と横軸で重要と思われる項目ごとに区割りをします。
例えば
・縦軸には、進出先もしくは投入先の「地域」「業種」「対象年齢」などの項目別に区割りします
・横軸には、進出先もしくは投入先の「購買への姿勢や関心」「売上規模」などの項目別に区割りします
すると、上記のように1つの区割り(セル)ごとの特徴が見えてくるようになります。
ここで進出先あるいは投入先の状況を明らかにした後は、そこに自分の事業もしくは商品が合致するかどうかを突き詰めていきます。
新たな事業展開をする場合のみならず、まずは既存の取引先やお客様をこの表にあてはめてみるだけでも大きな効果が得られるはずです。
平成18年2月12日
吹上経理支援
代表 日高 大輔